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2005/05/16

BMW物語

という新刊本を、販売部のアラキくんが貸してくれたので読んだ。本好きのアラキ君だが、こういう本を読むとは、なかなか感心な心がけだ。本人もBMW(2台目)に乗っており、メーカーに対して興味を抱いたのだろう。

「わが社もBMWのような会社になりたいですね」と言う。まさにそのとおり。業界内で、売上規模は大きくないが、特徴あるクルマを供給することによって、他社との違いを際立たせ、高いブランド力と好調な業績につなげている。

後発のBMWが、強力なライバルであるメルセデスに対抗するためには、明確な差別化要素が必要だった。収益を見込めそうなニッチ市場を模索した結果、スポーツセダンという分野を開拓し、「究極のドライビングマシン」のキャッチフレーズで独自の地位を確立した。

今流行りの言葉で言うと、「1本立てる」というものだが、当社の立場と相通ずる点が多く、たいへん参考になった。興味深いのは、この堅実な優良企業が巨大企業との競合激化の不安と、規模拡大への執着から、英国のローバー買収という「究極の」大失敗をしたことだ。

現状のままニッチ市場に留まって、名声と高収益を維持できればいいが、次第にジリ貧になっていく可能性もある。企業というのは、常に変化し続けなければならない宿命を負っている。経営者の最大の仕事はこの変化への対応だ。

ジュゼッペ・ランペドゥーサ(イタリアの小説家)のことば:
「いつまでも同じ状況を望むのなら、状況は常に変わっていなければならない」

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コメント

社長、今日はお邪魔しました。
いつもお話を聞いて勉強させられます。
このあかろぐも非常に勉強になります。社員の皆さんも早く気づいたらいいですね(笑)

おっと、、、さっそくリンクをしたようですね。うちまでして頂いてありがとうございます。

投稿: しもしも | 2005/05/16 21:41

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