« 福岡ギフトショー | トップページ | いのちの誕生 »

2005/06/14

出生数と出生率

今月1日に厚生労働省から2004年の人口統計が発表されました。それによると昨年の出生数は111万人で、一昨年に比べて1.1%の減少、出生率は1.29と4年連続で過去最低を更新しています。

この出生数が、今年はさらに少なくなるのではないかと心配しています。今年1~4月の福岡県の出生数は昨年と比べて7%も減りました。この数年は、1~2%の増減にとどまっていたので、近年にない落ち込みぶりです。国全体の統計が出るのは10月頃ですが、今年は出生数の動向から目が離せません。

今から20年前、わたしが当社に入社したときは出生数や出生率が話題になることはほとんどありませんでした。当時、この数字をきちんとチェックしていたのは、厚生省とわたしたちの業界くらいだったのではないでしょうか?

出生数が注目されるようになったのは1990年のこと。前年の出生率が1.57となり、1966年の「ひのえうま」の水準を初めて下回ったことから「1.57ショック」という言葉が生まれ、にわかに社会問題化しました。

このままいけば人口が減ってGDPが低下する、労働力が確保できない、国の活力が失われる、年金制度が破たんするといった問題点が次々と指摘され、あわせて少子化対策の必要性が叫ばれるようになったのです。

手許に20年前の厚生省の資料があります。それによると当時(1984年)の出生数は149万人、これが2000年にはベビーブームを迎えることにより、183万人になると予想されていました。実際には、119万人でしたから全くの見込み違い。バラ色の未来を信じて頑張ってきたわたしたち業界人にとって大きな誤算です。

厚生省は、その後も楽観的な見通しを変えていません。昨年行われた年金改革においても、前提とする出生率をかなり高めに設定しているため、先行きが不安視されているようです。これからの予測には、何としても確実さが求められます。20年後、予測の誤算に苦しむのは、小さなわたしたちの業界だけではすまないはずですから。

|

« 福岡ギフトショー | トップページ | いのちの誕生 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89378/4545308

この記事へのトラックバック一覧です: 出生数と出生率:

« 福岡ギフトショー | トップページ | いのちの誕生 »