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2005/07/03

心を高める、経営を伸ばす

昨日の新聞に、盛和塾の稲盛和夫塾長の記事が載っていました。

稲盛塾長は先月末で、自ら創業した京セラの取締役を退任されましたが、その退職金は6億円。新聞によると、年商1兆円規模の創業者社長としては「功績に似合わぬ異例の安さ」であり、しかも全額を寄付されたことから、「退職金も稲盛流」と報じています。

塾長は既に、稲盛財団などを通じて650億円!!という大金を寄付されています。なのに、講話の中から窺える塾長の私生活は質素そのもの。最近は、成功した経営者が、フェラーリと競走馬を買うのが流行となっているだけでなく、銀座のクラブで一晩に数百万円を使ったりするそうですが、全く好対照の生きざまではないでしょうか? 
地元の久留米を代表する経営者、石橋正二郎氏とともに、わたしは稲盛和夫塾長を尊敬してやみません。

塾長がいつも言われているのは、「わたしたちは魂を持って、この世に生まれてくる。その魂を、生きている間に、よりきれいなものにして、あの世に帰っていかねばならない。魂をどれだけ磨くことができたかで、人生の価値が決まる」ということ。塾長は自らの行動をもって、わたしたちに、あるべき「生き方」を指し示されているのです。

その反面、「ただ利他の心や、きれいな心というだけではだめ」とも言われます。経営者は、強い意志力と闘魂で競争を勝ち抜き、会社を発展させなければならない。もちろん、それは私利私欲のためでなく周囲の人たちを幸福にするのが目的で、「心を高める、経営を伸ばす」という塾長の著書名に、この思いが強くこめられています。

6月の例会でも、質問に立った塾生に、「いちばん大切なことは、一緒に働く従業員を幸福にすることなんです」と熱く語られ、塾長のすぐそばに座っていたわたしは、この一言が胸にじんときました。あらためて、当社を、社員の幸福と社会への貢献を実現できる会社に発展させていかなければ、と思っています。

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コメント

秋吉社長様

ご無沙汰しております。いつも楽しく拝見させていただいております。

稲盛塾長、本当に素晴らしいお方ですね。余りの崇高さに畏敬の念を禁じ得ません。

私はあのシーホークホテルでのセミナー以来「人間として正しいことを正しくやっていこう」というシンプルな言葉に強く魅せられ、何とかそれを実践していきたいと日々精進しております。

私心だらけの私には「動機善なりや、私心なかりしか」の境地はまだまだ見えすらしておりません。少しでもよい人生を送るために、日々自分を磨く努力だけは忘れないようにしたいと思っております。

投稿: 熱血バンカー | 2005/07/04 22:28

コメントありがとうございます。
「動機善なりや、私心なかりしか」素晴らしい塾長のお言葉ですね。わたしも日々自問自答しています。おかげで、心はかなりきれいになってきたと思うのですが、塾長は「それだけでは盛和塾に入った意味がない」と言われます。「社員をはじめ周りの人を幸福にするためには、会社の業績が年々良くなっていなければならない」とのお言葉は耳に痛いです。経営者の責任として、ぜひとも会社を発展させたい、と強く念じています。

投稿: あかろぐ城主 | 2005/07/05 07:16

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