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2005/08/07

アール・デコ展

が、福岡市美術館で開かれています。アール・デコというのは、1920年代から30年代にかけて流行した装飾様式で、絵画、彫刻、建築、工芸品など幅広い分野が含まれます。美術本などを見ると、先行する形で19世紀末に展開された装飾芸術振興運動アール・ヌーヴォーとペアで紹介されていることが多いですね。(詳しい説明はリンクで)

手作りの曲線(曲面)美に特徴があり、デザインの共通点が比較的わかりやすいアール・ヌーヴォーに比べると、アール・デコは機械的な幾何学模様に特徴があるとはいうものの、雑多な作品の寄せ集め、ごった煮といった印象を受けました。

作者に関しても、アール・ヌーヴォーには、イラストレーターのミュシャやガラス工芸家のエミール・ガレなど「セレブ」がたくさんいるのに、アール・デコには少ないみたい。意外だったのは、わたしの好きな画家、デュフィの生地デザインがあったこと。長い間、テキスタイル・デザイナーをやっていたとは知りませんでした。

ファッション作品の展示もあり、繊維メーカーの東レが協賛していました。ファッションといえば、わたしたちアパレル業界には、「ファッションビジネス能力検定試験」というのがあって、当社でも4人の営業マンが資格を持っています。その中の「デザイン文化史」で、この二つは頻出問題。「次の写真で、アール・ヌーヴォーには1、アール・デコには2をつけなさい」といった具合に出題されます。(あまり仕事に関係なさそうですが?)

個人的には、古典的な優美さを持つアール・ヌーヴォーは大好きですが、アール・デコは今ひとつでした。当時としては時代の最先端をゆくデザインといった感じですが、却って古さ・レトロさが目立ちます。芸術活動としての意義はあるにしても、時代の流行を捉えたものというのは「持続性」に乏しいのかもしれませんね。

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