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2006/03/23

業態の垣根を越えた競争

ホントに競争の激しい時代になりましたね。昨日の日経MJ一面に、「攻める家電量販、守るトイザらス」というタイトルで玩具の安売り競争の話が紹介されていました。

玩具業界で圧倒的な強さを持つ日本トイザらスに、畑違いの分野から思わぬ強敵が現れ、業態の垣根を越えた競争が始まっています。家電量販店は、家族連れの顧客を取り込もうと玩具売り場を増設、大胆な安売りを仕掛けてきているようです。

家電の小売市場規模7.5兆円に対して、玩具は1兆円。しかも、玩具市場の3分の2は家電と深い関係にあるファミコンなどの電子玩具で、一般の玩具市場は3500億円程度にすぎません。安売り競争に陥ったとしても痛みが少ないため、玩具は家電の「ロスリーダー(客寄せのための採算を度外視した目玉商品)」になりやすいというわけです。

とくに驚いたのが、「割引ポイントを使って、玩具を買ってもらう」という商法。わたしも先日ヤマダ電機でパソコンを買ったのですが、びっくりするほどポイントがつくんですね。パソコンのポイントでプリンタが買えたんですが、これが単価の安い玩具ならなおさらでしょう。

小売業には有名な「小売の輪の理論」というのがあります。最初に安売り店が出てきて市場に君臨するが、やがて新しい安売りの業態に取って代わられ、それが輪廻のように何度となく繰り返されるというもの。玩具業界のトップを追い落とそうとしているのが同業者ではなく、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの異業種であることに怖ろしさを感じます。

玩具は、百貨店などで、売り場がベビー・子ども服売り場に併設されていることもあり、わたしたちにもなじみの深い業界。それだけに対岸の火事とは思えません。この異業種格闘技に、トイザらスは「サービスの向上」と「自社ブランド商品の開発」で応戦するようですが、何が有効な対抗策となるのでしょうか? しばらくは競合から目が離せない状況が続きそうです。

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