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2006/05/16

熊本県の未来戦略

熊本のお取引先、鶴屋百貨店さんの会合で、潮谷義子知事の講演がありました。たまたまいちばん前の席に座っていましたが、日本で二人目の女性知事というだけあって小さな体からオーラが出ている感じがしましたね。凛とした姿勢で、原稿に目を落とすこともない堂々としたスピーチでした。

2011年に九州新幹線が全線開通の予定となっていて、福岡と鹿児島の中間に位置する熊本は通過点となるだけでなく、福岡への経済活動の吸収(ストロー現象)が危惧されています。しかし、今回の講演ではそういった話はなく、逆にこのプロジェクトをチャンスとして捉えようという視点がうかがえました。

そのためには熊本の持つ特長をアピールするのが得策であり、知事は、水、森、火といった自然の要素を強調されていました。熊本の水は全国でも有名で、県内の水道は9割以上が地下水でまかなわれているそうです。また、森は県の総面積の63%を占め、火は阿蘇山の存在もあって「火の国」の異名をとるほどになっています。

こうした天然の資源を生かしつつ、ユニバーサルデザインや福祉に力を入れ、住みよい郷土づくりをめざしていく。そうすることで定住と観光の両面で人や企業が集まり、経済も発展していくという構想で、新幹線はそのための重要な手段となります。自らの「強み」を生かして県を繁栄に導くというのは企業の戦略的な発想に通じますね。

さらには、熊本のアイデンティティを明確にし、郷土愛をはぐくみ、高齢者・障害者・女性に優しい社会を築く、熊本を精神文化と経済活動が表裏一体となった形で発展させていくといった知事のお考えがよく理解できました。

「人は隣人に対して何ができるかを考えるべき」ということばに宗教的な背景を感じて経歴を拝見しましたが、キリスト教を信仰し、社会福祉分野で活躍された実績をお持ちのようですね。HPで子育てに関する意見も公開されていて、機会があれば少子化や子育てに関する講演もぜひ聞いてみたいと思っています。

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