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2006/06/01

積善の会社に余慶あり

当社に入社して二十数年、この間にたくさんの同業者の繁栄と没落を見てきました。なかには「あんなに立派だった会社が・・」といったケースもあり、「盛者必衰の理」を痛感します。

会社の没落の原因を一言で言うと、「社会での存在意義を失った」ため。言い換えると、「その会社の商品を必要とするお客さまがいなくなった」ためです。商品やサービスの創造を通じて社会に価値を提供するのが会社の本分であり、お客さまに喜ばれ、社会に必要とされる商品を供給し続けていれば会社がすたれることはないはずです。

ただし、気をつけなくてはならないのは「自分さえ良ければ」というエゴ。人のことを考えない自分勝手なふるまいは没落の遠因となります。当社も、社員、株主、お客さま(赤ちゃんとお母さん、お取引先)、仕入先、同業者など、事業に関わる全ての人々との共存共栄を考え、奉仕に努めなければなりません。

ところで、人の一生は、その人の「持って生まれた運命」と、「思いや行動によってつくられた業」によって生じる現象の二つから成り、「善い行い」をするよう努めていけば、「因果応報の法則」によって、人生を良い方向に導くことができるといわれています。会社も同じで、「生まれながらの運命」があり、社員が「善い行い」をすることによって、社運を良くすることができると思います。

善い行いというのは「六つの精進」、仏教でいう「六波羅蜜」の実践です。「布施=人に尽くす」「持戒=不平不満を言わず、感謝の生活を送る」「忍辱=思い煩わず、耐え忍ぶ」「精進=一生懸命努力する」「禅定=心を静める」「智慧=宇宙の真理、悟りに到達する」の六つですが、とくに大事なのが「布施」であり、「利他」の心です。

一時的、短期的な隆盛ではなく、百年という長い期間にわたって会社を繁栄させるために、事業に関わる、ご縁の深い方々に対して善い行いを積み重ねていきたいと考えています。

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