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2006/07/23

女性が書いた鉄道本

先日のブログに間違ったことを書いて、読者からご指摘を受けました。作家の関川夏央さんを女性と勘違いしていたんですね。書評を読んで、てっきり女性と思い込みアマゾンで注文、読み終えてもまだ気づかないという間の抜けた話です。ネットで調べると、関川さんの本名は「早川哲夫」とあって、うん、間違いなく男性ですよね。

こういうときに原文を書き換えると、コメント自体が意味をなさなくなるので、訂正線を引いて「見え消し」にしています。誤りを指摘されたのは今回が2回目、これから気をつけますのでご容赦ください。

410118341401_scmzzzzzzz_1女性が書いた鉄道本ということで、本棚にあった「定刻発車」を思い出し、読んでみることにしました。この本は1年前に買ったまま置きっぱなしにしていたんです。作者は「三戸祐子」とあり、写真もついてるから、今度こそ間違いなく女性。日本の鉄道の時間厳守の歴史と現状を、膨大な資料を駆使して説き明かした力作です。

鉄道が正確な理由に、江戸時代の「時の鐘」などにみられる時間に正確な国民性、鉄道が短距離輸送から始まったため正確さへのニーズが高かったこと、鉄道の揺籃期に優れた人物がいたことなどがあげられていて、精緻なシステムが築き上げられてきた経緯が記されています。それにしても、三戸さんの鉄道知識の詳しいこと!

その著者が女性であることも意外だった。鉄道関連図書の著者の多くは男性であるからだ。たまに女性の筆者を見かけることもあるが、そのほとんどが鉄道を利用した旅行記のジャンルである。(中略) その内容もさる事ながら、別の視点から私が大いに感心したのは、鉄道用語の正確な表記である。

これこれ。「男乗り、女乗り」のブログで、わたしが言いたかったのはこのことなんですよ。上記の文章は、「定刻発車」の巻末に、鉄道フォト・ジャーナリストの櫻井寛さんが寄せた解説文。三戸さんの本には、鉄道の専門用語がふんだんかつ正確に使われていて、鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)としても感心することしきりです。

残念ながら、三戸さんは経済の専門ライターで、「鉄子さん」じゃないみたいですね。鉄道の知識も徹底した資料の読み込みによるもので、趣味も、歌舞伎鑑賞、美術鑑賞、自転車、将棋とありました。でも、彼女の作品は鉄道論として超一級、「鉄道の核心を衝く問題に真っ向からトライした初の女性」という櫻井さんの評価は間違いないと思います。

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