2007/12/20

鉄道モニター志願

JR久留米駅のS駅長さんが来社されました。半年くらい前、
JR九州本社の課長さんと面談したときに、モニターの話を
したので、「そのお願いかもしれないよ」と楽しみにしていた
のですが。

071220_104757_m物事がそう都合よく運ぶはずもなく、今回
のご訪問は法人向けのPRが目的。来年の
カレンダーと最新の時刻表をいただきました。
ここでまたもや、モニターの件にしつこく話を
持っていきます。

駅長さんのお話では、モニターの期間は1
年で、会合は年3回。久留米からは、これ
までに病院長や、自衛隊OB、マスコミ関係者などが選ばれたとか。

本社からは、「20代の女性」「40代の男性」など指定があり、
いろんな年齢層から選ぶようになっているそうです。昔やった
ことがある西鉄のモニター制度
とよく似ていますね。

駅長さんも選任の権限をお持ちのとのことなので、くれぐれも
よろしくお願いして、吉報を待つことにしました。

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2007/11/16

関東の鉄道めぐり

071116_163138_m真岡のお店で視察を終え、徒歩10分
真岡鐵道の真岡駅に到着。この線
にはSLが走るため、駅舎がSLの形
をしていることで有名です。(この写真
のほうがわかりやすいかも)

真岡16:34発で終点の下館に16:58着。関東鉄道の
常総線
に乗り換え、下館17:18発で守谷に18:07着。
どちらも初めての乗車でしたが、ローカル線ということも
あって、運賃がめっぽう高かった。(530円と1240円)
日没のため、景色がよく見えなかったのも心残りです。

Rosen1守谷からは2回目の乗車になるつくば
エクスプレス
で都内に帰りました。

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2007/11/04

初めての沖縄旅行

嫁さんが、来年予定しているイベントの下見に沖縄へ行くと
いうので、お供することに。これでようやく、全ての都道府
県に足を踏み入れたことになります。

071103_144119_2わたしは鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)
なので、さっそく、平成15年に開通し
た沖縄県唯一の鉄道線・ゆいレール
に乗車しました。2両編成の車両が
とてもかわいいです。

街の主要な地点を縫って走り、カーブや勾配が多くなりが
ちな路線にモノレールは最適。用地買収費の節約のため
か、中央分離帯や河川の上の利用が目立ちます、

人口30万の那覇市に新たに鉄道を敷くとなると、やはり
モノレールがベストの選択だったということでしょう。那覇
空港から首里まで全線を乗車して首里城を見学しました。

せっかくの機会なので、お取引先のリウボウ百貨店さん
へごあいさつに伺うつもりでしたが、社内の連絡に「行き
違い」が生じたため、残念ながら中止。

翌日は、70キロほど離れた美ら(ちゅら)海水族館名護
パイナップルパーク
まで足を伸ばすことに。生まれて初め
て借りたレンタカーの運転に、かなり緊張させられました。

2日間の滞在でしたが、自然、風土、歴史、料理など沖縄
の良さを実感。のんびりした雰囲気に本当に癒されました。
「生涯沖縄担当」を自任して手離そうとしない当社の営業
マン・Rくんの気持ちもよくわかる気がします。

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2007/10/23

動く電車の博物館

071023_142754広島に来たら、路面電車に乗るのが
楽しみ。全国各地で活躍していた古
豪から、最新鋭のグリーンムーバー
マックス
までいろんな種類の車両が
走る「動く電車の博物館」だからです。

たまたま乗りあわせたこの車両(3002ACB)、車内
に「昭和51年、西鉄福岡市内線より広電へ移籍」の
銘板が貼ってありました。福岡の市電が廃止された後、
広島電鉄に引き取られて30年にもなるんですね。

当時は日本中で廃止が相次いだ路面電車でしたが、
ここへきて省エネやバリアフリーの観点から見直され
ているようです。福岡市内線も残すべきだったのかも。

広島の路面電車は国内で最大規模を誇るだけでなく、
長年黒字経営を続ける模範生。市民の足として、いつ
までも元気に走り続けてほしいと願っています。

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2007/06/24

いやいやながら鉄にされ

「鉄ちゃん=鉄道ファンの俗称」というのは、かなり
知られるようになってきましたが、女性の鉄道ファン
「鉄子」と呼ぶのはまだまだのようで。

512j7tmhjvl_aa240_1その鉄子を主人公にしたマンガ・
鉄子の旅」がアニメになって
今朝からテレビ(衛星放送のファ
ミリー劇場
)で放映されることに
なりました。

マンガ家の菊池直恵さんは、小学館の編集担当・イシ
カワさんから、「旅行ライターと旅をしながら、マンガで
旅行記を書いてみませんか?」と誘われます。

「仕事がもらえるだけでなく、観光と、おいしいお酒と
グルメが楽しめるなんて」と大喜びの菊池さん、二つ
返事で引き受けたのですが、当日やってきたのは、
いかにも鉄ちゃんといった感じのネクラそうな中年男。

しかも、その旅行というのが、ただ鉄道を乗りまわる
だけという話を聞かされて、「だまされた!」

しかし、時すでに遅く、菊池さん、鉄ちゃん(横見浩彦
さん・・実在の人物)とイシカワさん、3人の鉄道乗り
歩きの旅はスタートしてしまったのでした。

本来なら、拒否反応を示していた菊池さんが、次第に
鉄道の面白さにめざめ、鉄子に育っていくという「成長
物語」になるはずなんですが、いつまでたっても状況
は変わらないまま。横見さんとの毎回のバトルが楽し
いです。原作のマンガのほうもぜひお試しください。

(2007.12.15追記)
今日の日経朝刊・「はやりを読む」で、「にわか鉄道ファン」
が取り上げられていました。最近、女性の鉄道好きが増え
ているそうですが、そのきっかけとなったのが「鉄子の旅」。
コミック全6巻の売上は50万部にのぼり、年末にはカラー
版5巻の刊行も予定されているとか。

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2007/06/18

サンライズ瀬戸で帰る

東京でひさしぶりに友人と再会。話がはずんでふと時計を
見ると、おや、もう9時か。そろそろ行かなくては。

実は今回、定宿のホテルがとれなかったので、寝台特急で
帰ることにしたんです。発車時刻は22時ちょうど。水道橋で
友人と別れ、東京駅9番線ホームへと向かいます。

Photo_th_01121時48分、「サンライズ瀬戸&出雲」が
入線してきました。14両編成の車両が岡
山まで走り、岡山で高松行きと出雲市行き
に別れます。わたしは岡山で下車し(6時
27分着)、新幹線で帰るというわけ。

070616_220133_m寝台はシングルツインですが、思ったより
幅が狭くてがっかりでしたね。(旅行代理
店が間違えたようで、シングルがベター)
ただ、車両は98年製なので新しくてきれい、
熊本行きの「はやぶさ」とは段違いです。
最高時速も130キロとびっくりするくらいの
スピードがでていました。

快適なのはシャワー室で、意外にゆったりしていました。31
0円でチケットを買い、お湯が出るのは6分間ですが、時間
的には十分。朝のシャワーでさっぱりした気分になりました。

とはいっても、夜行は疲れるな。鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)
とはいえ五十路ともなれば、やっぱり飛行機のほうがいいと
実感したしだいです。


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2007/04/13

モノレールの疑問

Img_desk_011東京出張のとき必ず乗る
東京モノレール。
京浜急行との競争のためか
数年前から快速運転を
始めています。

とはいっても、快速が、その前を走る各停を
追い越すことはありませんでした。
追い越し設備がないんだから当然ですね。

ところが、先日列車に乗ろうとすると
空港快速といって空港までノンストップ、
おまけに前の列車より先に着くというでは
ありませんか。これはいったい?

「反対側の車線を通って追い越すのでは?」
と考え、その瞬間を見ようと一番前の席をゲット。

ところが、昭和島駅に近づくと、何のことはない、
待避線ができていたんですね。
どうやらこの3月にできたばかりみたいです。

見ると、本線と待避線の間がぷっつり切れて
かなり広い空間ができています。
数メートルくらいでしょうか。
ここで新たな好奇心が湧いてきました。

この待避線を本線につなぐところを見てみたい。
あの重いコンクリのレールを動かすなんて。
そういえば、終点の浜松町でも見れるかも。
次回の出張でしっかりチェックしてきます。

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2007/01/16

ローカル鉄道を再生

TV東京系「ガイアの夜明け・赤字ローカル線を救え」は
鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)必見の番組でした。

岡山市内の路面電車・岡山電気軌道などを傘下に持つ
両備グループ。その代表・小嶋光信さんは、「地域の足を
確保する」という使命感を持って、ローカル鉄道の再生に
取り組んでいます。

昨年の3月、小嶋さんは、南海電鉄が廃止を決めた
「貴志川線」を引き受けることにしました。貴志川線は、
和歌山市の郊外を走る14.3キロのローカル線。10年
近く、年間5億円の赤字を出してきた不採算路線です。

新会社「和歌山電鐵」を設立、沿線住民に自家用車と
鉄道の併用を促し、イベント列車で乗客増をはかる。
そのいっぽうで、社員がいくつもの仕事を兼務することで
人件費を抑え、赤字を大きく減らすことに成功しました。

小嶋さんを前に、「この鉄道が残って良かった」と涙ぐむ
女性。「鉄道の運営に少しでも役立ちたい」と、駅周辺を
ボランティアで清掃する利用者たち。小さな鉄道のもとに、
地域住民の心が一つになる姿は、見ていて感動的でした。

前回紹介した弁護士さんといい、世のため、人のために
がんばっている人が、この国にはたくさんいるんですね。
一人の力は小さくとも、こうした善き行いが人々の心に
共感を広げ、日本の社会を良くしていくのだと思います。

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2006/11/14

鉄ちゃんシート

列車のいちばん前から前方の景色を眺めるのは、鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)の大きな楽しみ。さらに「運転室の後ろの座席(鉄ちゃんシートという)」に座ってゆったりとくつろげるなら、まさに至福の時間といえるでしょう。

久留米と大分を結ぶ久大本線の特急には、有名な「ゆふいんの森」のほかに、「由布」と「由布DX(デラックス=死語では?)」があって、どれも前の景色がよく見えます。とりわけ運転席が2階にある「由布Dx」の眺望は抜群。

大分に出張があったので先頭車の最前列「1号車1番のA」を予約しました。ところが、やってきたのはDXではなく「ふつうの」由布。「ま、いいか」と気を取り直して乗りこむと、なんと!すでに先客が。不審に思いつつ座席番号を見るとそこは「1号車15番のA」。そうか、1番はいちばん後ろなんだ。しゅ~ん。

翌朝、大分からの帰りでリベンジ。帰りは全車自由席の3号車が先頭車になるのでホームで待っていると、またしてもふつうの由布が入線してきました。でも、席は空いてたのでいそいそと座ってまもなく発車。

うまく座れてもまだ安心はできません。運転士さんが無造作に置くカバンや、同乗する乗務員さんによって視界が遮られてしまうこともしばしば。それは大丈夫だったけど、日田あたりから大雨になり前が見えなくなってしまいました。

とは言いつつも、山あいを走る変化に富んだ光景を楽しめて大いに満足。仕事の疲れも癒されますね。DXの運用は一日おき、偶数日に走るようなので、次回の出張日が偶数日になるよう祈っています。

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2006/11/03

鉄分補給

鉄分補給といっても、サプリメントで鉄(Fe)を取ることではありません。NHKの番組「熱中時間」の解説によると、「鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)が、オフタイムに鉄道に熱中してリフレッシュすること」を言うんだそうです。

番組には100人の鉄ちゃんたちが集合し、鉄ちゃんのなかでも選りすぐりの熱中人たちがゲストに迎えられていました。いちばんウケたのは、自宅の庭に、昔の駅舎や構内設備をそのまま再現して建てた人でしたね。

駅員の制服を着た鉄ちゃんが、硬券(こうけん)の券売機、タブレット閉塞(へいそく)機転てつ機腕木式(うできしき)信号機などを次々と操作する姿は感嘆モノで、スタジオの鉄ちゃんたちからも「おぉ!」という喚声があがります。

でも、司会やレギュラーメンバーは、なぜこんなに場内が沸くのか、わけがわからない様子。平山あやさんが「これって何が面白いんですか?」と聞いていましたが、フツー人としては当然の反応でしょう。

他にも、鉄ちゃんで有名なカシオペアの向谷実さんが、玉電・砧(きぬた)線の廃線跡をたどるシーンなど盛りだくさんで鉄分の補給はバッチリ。でも、一般の視聴者は、鉄ちゃんってやっぱり「おたく」って思ったんじゃないかとちょっと心配です。

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2006/09/24

悲運の電車

悲運の電車というのがあるんですね。今日の朝日新聞によると「琴電760号」がそれ。以下は記事の引用です。

琴電760号は51年製造。山形県の蔵王高速電鉄が発注したが、53年、岡山県の備南電気鉄道に売られたとされる。同鉄道も経営難に陥り、56年に玉野市へ営業譲渡したが、65年に高松琴平電気鉄道に売り渡された。

興味がわいたため、鉄道の文献をひもといてみることに。大半の資料が玉野市交通局までの前歴にとどまっていて、「ローカル私鉄車輌20年」という本には、「備南電気鉄道が開業に合わせて新造」とありました。

納得がいかないので、さらに調査した結果、鉄道ピクトリアル93年4月号に関連記事を見つけました。それによると、49年に蔵王高速電鉄が設立されたものの、資金難から建設が中断、その際に発注済みの新車・モハ100形3両が備南電気鉄道に売却されたようですね。

その後、備南電気鉄道の経営が悪化し、玉野市交通局に営業を譲渡。玉野市交通局も合理化のため、電化を廃止してディーゼル化したため、高松琴平電鉄へ再度売却。このとき750・760・770に車番を変更しています。

770は78年にダンプカーと衝突して廃車、750は99年に引退して、760のみが残っていました。その後、高松琴平電鉄も、百貨店事業への進出が災いして01年に民事再生法を申請するなど、まさに悲運の半生です。

人間にも生まれつきの運命があるといわれていますが、鉄道車両にもあるのでしょうか? 760号は高松市での最後の定期運行を終え、昨夜、玉野市に移送。これからは、保存会の庇護のもとで静態保存されるそうです。流浪の旅を続けた琴電760号の安らかな余生を祈らずにはいられません。

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2006/07/23

女性が書いた鉄道本

先日のブログに間違ったことを書いて、読者からご指摘を受けました。作家の関川夏央さんを女性と勘違いしていたんですね。書評を読んで、てっきり女性と思い込みアマゾンで注文、読み終えてもまだ気づかないという間の抜けた話です。ネットで調べると、関川さんの本名は「早川哲夫」とあって、うん、間違いなく男性ですよね。

こういうときに原文を書き換えると、コメント自体が意味をなさなくなるので、訂正線を引いて「見え消し」にしています。誤りを指摘されたのは今回が2回目、これから気をつけますのでご容赦ください。

410118341401_scmzzzzzzz_1女性が書いた鉄道本ということで、本棚にあった「定刻発車」を思い出し、読んでみることにしました。この本は1年前に買ったまま置きっぱなしにしていたんです。作者は「三戸祐子」とあり、写真もついてるから、今度こそ間違いなく女性。日本の鉄道の時間厳守の歴史と現状を、膨大な資料を駆使して説き明かした力作です。

鉄道が正確な理由に、江戸時代の「時の鐘」などにみられる時間に正確な国民性、鉄道が短距離輸送から始まったため正確さへのニーズが高かったこと、鉄道の揺籃期に優れた人物がいたことなどがあげられていて、精緻なシステムが築き上げられてきた経緯が記されています。それにしても、三戸さんの鉄道知識の詳しいこと!

その著者が女性であることも意外だった。鉄道関連図書の著者の多くは男性であるからだ。たまに女性の筆者を見かけることもあるが、そのほとんどが鉄道を利用した旅行記のジャンルである。(中略) その内容もさる事ながら、別の視点から私が大いに感心したのは、鉄道用語の正確な表記である。

これこれ。「男乗り、女乗り」のブログで、わたしが言いたかったのはこのことなんですよ。上記の文章は、「定刻発車」の巻末に、鉄道フォト・ジャーナリストの櫻井寛さんが寄せた解説文。三戸さんの本には、鉄道の専門用語がふんだんかつ正確に使われていて、鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)としても感心することしきりです。

残念ながら、三戸さんは経済の専門ライターで、「鉄子さん」じゃないみたいですね。鉄道の知識も徹底した資料の読み込みによるもので、趣味も、歌舞伎鑑賞、美術鑑賞、自転車、将棋とありました。でも、彼女の作品は鉄道論として超一級、「鉄道の核心を衝く問題に真っ向からトライした初の女性」という櫻井さんの評価は間違いないと思います。

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2006/07/17

男乗り、女乗り

読者のみなさんは、このタイトルから何を連想されますか? 実はこれ、鉄道の乗り方なんです。随筆家の酒井順子さんが名づけたもので、鉄道には二通りの乗り方があるみたいですね。

「男乗り」は主に男性にみられ、時刻表や路線の歴史、車両のメカニズムなど、鉄道のオタク的な知識にとことんこだわる乗り方。これに対して「女乗り」は情緒的な乗り方で、車窓からの景色はもちろん、沿線の名所や美味しい店、さらには郷土史などにも関心が広がります。

男乗りのナンバーワンは、川島令三さんでしょうか?鉄道のあらゆる分野に通じていて、たくさんの著書のなかに専門知識がたっぷりと盛り込まれています。他には、鉄道史に造詣の深い原武史さん、車両に詳しい石本祐吉さんが思い浮かびます。わたしも含めて、鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)と呼ばれる人たちはこちらに分類されるようですね。

女乗りとしては、「時刻表2万キロ」がベストセラーとなった故・宮脇俊三さん、レイルウェイ・ライターを自称する種村直樹さん、古いところでは、「阿房列車」で有名な作家・内田百閒(ひゃっけん)といったところかな。いずれも旅情たっぷりな文章で、鉄道のトリビアにはそれほどこだわっていません。

410387603401_scmzzzzzzz_v66844522_1今日読み終えたのが、関川夏央さんの「汽車旅放浪記」。関川さんは女性には珍しい鉄道ファンですが、鉄道の知識にやたら詳しいので驚きました。エッセイの中に、「軌間」「閉塞(へいそく)」「相対式(そうたいしき)ホーム」「軽便(けいべん)鉄道」「盲腸線(もうちょうせん)」といった専門用語がぽんぽん飛び出し、まさに「鉄子さん鉄ちゃん」の世界。これほど鉄道に詳しい女性の文章家は初めてです。(コメントを参照)

そういった「男乗り」の一面を見せながらも、沿線の風景や車内の様子に、夏目漱石や太宰治、松本清張といった作家の鉄道に関するエピソードが加わり、女性らしさも十分に感じられる紀行文となっています。

「男乗り」と「女乗り」、なんだか左脳と右脳の関係に似ていますね。工学や経営学など論理性を重んじる左脳と、文学やグルメなど情緒性が得意な右脳。このバランスの良さに関川さんの本の面白さがあるのかもしれません。

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2006/05/07

パンタグラフの謎

朝日新聞の日曜版に連載されている「ののちゃんのDO科学」、読者から寄せられた科学に関する質問に、ののちゃんと藤原先生がわかりやすく解説するコーナーです。今日の質問は、「電車の電線はすり減るのでしょうか?」というもの。鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)にとっては興味しんしんのテーマといえますね。

「電線(トロリー線という)もパンタグラフもすり減っている」というのが答え。パンタグラフの上面には炭素材でできた「すり板」があって、このすり板のほうがトロリー線よりもたくさんすり減るように工夫されています。トロリー線を交換するより、すり板を交換するほうが簡単なのが理由で、山手線だとトロリー線が13年に一回なのに対して、すり板は半年に一回交換するそうです。

あまり知られていないのはトロリー線の張り方。まっすぐではなく、50メートルごとに50センチの幅でジグザグに張ってあり、そうすることでトロリー線がすり板の上を往復して均等にこするようになるわけです。と、ここまでが新聞の記事、せっかくの機会なのでもう少し詳しく調べてみることにしましょう。

未読分の本棚から「パーツ別電車観察学」を取り出して「第1章 パンタグラフ物語」を読みます。パンタグラフはひし形に見えますが、厳密には底部をカットした五角形なんですね。今の主流は、ひし形の下に三角形を置いた「下枠交差形」という形で、パンタグラフを折りたたんだときの寸法を小さくできます。最近では、ひし形パンタグラフの片側がない「シングルアーム形」が流行りとか。重量が半分になり、空気抵抗も小さくできるといった長所があるため、3月にデビューした西鉄3000系にも使われています。

このほか、この本には、
Q:「トロリー線の高さは一定ではない?」
A:「トンネルや跨線橋では低く、踏み切りでは高くする。新幹線はほぼ一定」
Q:「パンタグラフの本数は少ないほうがいい?」
A:「車両が重くなるだけでなく、後方のパンタグラフが離線しやすくなる」
Q:「先頭車両にはパンタグラフをつけないことが多い?」
A:「後端にきたとき、炭素の粉塵で正面の屋根が汚れる。配線上の都合もある」
といった、ふつうの人にはどうでもいいけど、鉄ちゃんにはとても気になる項目について詳しい解説がなされています。鉄道に乗りに行く時間が取れなくても、鉄道趣味には、こうやって本を読んであれこれ考える楽しみもあるんですよ。

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2006/03/29

西鉄宮地岳線の一部を廃線

西日本新聞の朝刊一面に、西鉄宮地岳線一部廃止の記事が載っていました。かなり前から廃止の計画があったんですね。貝塚から津屋崎までの20.8キロのうち、三苫-津屋崎間の11.9キロを廃止するので、残りはわずか8.9キロ。人工島への延伸計画はあるにしても、ますます経営が難しくなるんじゃないかな?

宮地岳線に初めて乗ったのは昭和48年、大学生のときです。貝塚のホームに止まっている単行(1両)の電車のドアが閉まったままので不思議に思っていると、乗客がやってきて手でガラガラと開けました。扉は木製で、玄関のガラス戸を開けるような感じ。室内は白熱灯だったし、今どきこんな古い電車があるのかとびっくりしましたね。

ちょうど福岡市営地下鉄の計画が進んでいて、宮地岳線との相互乗り入れの話も出ていました。線路の幅(1067ミリ)と架線電圧(1500ボルト)が同じとはいえ、ピカピカの地下鉄線に木造の古い車両が1両で乗り入れというのは想像するのもおかしく、悪い冗談としか思えませんでした。結局、今の形、貝塚接続で落ち着きましたが。

その後、大牟田線の金属製車両が投入され、路線も一部が高架になって、相互乗り入れの条件は整ってきましたが、肝心の乗降客数が減り続け、年間6~7億円の赤字とか。とくに採算のよくない三苫から津屋崎までの区間については廃止もやむなしという決断がなされたようです。

宮地岳線は、本線の大牟田線と線路がつながっておらず、軌間が違うため(大牟田線は1435ミリ)、車両の転属にはそのつど大改造工事を要します。JR鹿児島本線との競合があるうえに、最大でも3両編成で最高速度は65キロ、しかも単線です。鉄道の強みである大量、高速、頻繁運転ができにくく、採算の好転は難しそうですね。

松林の中を大きく横揺れしながらのんびりと電車が走る宮地岳線。鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)にとってはたまらない魅力のローカル線ですが、民営ということもあって、赤字の放置は許されないのでしょう。2年前に家族全員で全線に乗りましたが、廃線になる前にもう一度乗りにいきたいと思っています。

(追記)30日、廃線区間が、西鉄新宮-津屋崎間に変更されて、2007年4月の廃線が公式発表されました。

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2005/10/13

西鉄に新型車両

Nishitetsu_logo1今朝の新聞によると、西日本鉄道(西
鉄)が新型車両3000系を導入する
そうです。

わたしは鉄道ファンで、とりわけ地元の西鉄の大ファン。
かなり古い話ですが、モニターに応募して会議に出席し、
いろんな意見を述べさせてもらったことがあります。

その中で一つだけ提案が採用され、駅到着時の車内放
送の音楽が、黒田節やそろばん踊りから、小柳ルミ子や
松田聖子に変わりました。(今はまた変わっていますが)

モニターをやっていた当時の工務部長さんは、後に電車
局長に就任され、たまたま高校の先輩ということで、同
窓会で西鉄電車に関する講演をされることに。

もちろん、万障繰り合わせて参加し、ごあいさつをさせて
いただきました。「鉄道ファンがいるとやりにくいな~」と
おっしゃっていましたが。

現在の特急車8000系はK先輩が設計されたとお聞きし
たので、帰って調べてみると、雑誌「鉄道ピクトリアル」の
89年9月号に先輩の書かれた記事が載っていました。

鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)にとって、新しい車両の登
場はたいへんな楽しみですが、今回は西鉄では初めての
ステンレス車両で、従来と大きく違ったイメージになりそう。

VVVF・インバーター制御に、ステンレス使用による車体
の軽量化などが加わり、省エネで環境に配慮した設計と
なっています。

イラストを見てちょっと気になるのは、「お面」というか正面
の形状です。クルマの世界でも、最近は、目がつりあがり、
サメを連想するような顔が流行りですが、ちょっと恐そうで
すね。もう少し「癒し系」の顔のほうがいいと思うのですが。
それはともかく来年3月のデビューを心待ちにしています。

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2005/09/13

つくばエクスプレス

Logo28月24日に開業したつくばエクスプレス(TX)に乗車。

鉄ちゃん(鉄道ファンの俗称)としてはやはり一番前、運転席の後方の「指定席」に。残念ながら立ち見で、しかもすでに大人3名の先客がいます。

秋葉原の地下駅を出発後、北千住を過ぎると速度計の針は80キロでピタリと止まったまま。ATO(自動運転)なんですね。そういえば信号が一つもありません。その後は「チン」という音とともに加速していき最高時速130キロで快走。全長58キロをわずか45分で結びます。

全線高架とトンネルなので、もちろん踏切もゼロ。ホームには転落防止のホームドアもついていて、安全対策は万全です。不思議に思ったのは、途中で直流電化から交流電化に切り替わること。わずか60キロ足らずの新線にこのような二つの電化方式を併用するのは実に非効率なのですが。

終点で運転士さんに理由を尋ねてみたところ、ていねいな説明が返ってきて納得。三郷にある地磁気観測所への影響を避けるためのようですね。若くて感じのいい運転士さんで好感が持てました。つくば駅で下車して、お取引先の西武百貨店さんへ。新線開業後、売上は順調とのことで何よりです。

帰りは守谷駅から関東鉄道常総線に乗り換えて取手へ。この線は30年前に、クラブの先輩・Yさんと水海道まで乗ったことがあるのですが、複線なのに未だに非電化。複線で非電化というケースはとても珍しいんです。複線化と電化では、電化を優先しますから。調査の結果、これもTXと同じ理由ということがわかりました。

取手から常磐線に出て、柏の高島屋さんを訪問後、都内に帰りました。 

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